どくだみ茶には市販品もありますが、ご自分でも手軽に作ることができます。
どくだみを乾燥させるだけで出来上がるどくだみ茶、お手製健康茶として作ってみませんか。
どくだみ茶をつくる
どくだみ茶の原料は乾燥どくだみを用います。
6~7月の開花期の地上部全草を鎌などで刈り取ってヒモで束ね、雨や夜露の当らない風通しの良い軒下に吊るして陰干し乾燥させます。どくだみとしての効果は青汁には及びませんが日持ちするので気楽に用いることができるのがどくだみ茶の利点です。
作り方もいろいろあるのでしょうが一言でいえば「干すだけ」ですね。
どくだみ茶の作り方手順
- どくだみを用意する。
6月頃のどくだみの花が最盛期の季節が摘み取りの季節なんだそうです。 - 摘んできたどくだみを水でよく洗い汚れを落とします。
- 根元あたりをひもで縛ってまとめ、軒下などの半日陰・風通しの良い場所で乾燥させます。
- 適度に乾燥したら茶筒などに入れて保管します。
長期保存するより適宜に飲みきった方が良いでしょう。カビ臭くなったりホコリっぽくなったりする場合もあるようです。
どくだみ茶で気になるのが匂いですが、乾燥することであのどくだみ特有の強烈な匂いの元となっている精油成分が蒸発しているのでそれほどでもないのでは。
よく乾燥させることでさらに気にならなくなるでしょう。
どくだみ茶の保存
どくだみ茶を保存しておく場合は
- 乾燥どくだみを適当な大きさに切って
- ガラス瓶やビニール袋に入れておきます。
乾燥剤も入れておくと湿気を防げて効果的です。
どくだみ茶は一度にたくさん作って長期保存すると変質したり湿気を吸って風味が失われたりすることがあります。適度な量をこまめに繰り返し作った方が鮮度が保ててよりおいしく引用できるでしょう。
スポンサーリンクどくだみ茶の効果
どくだみ茶を飲むことで、
- 便秘
- むくみ
- オデキ
- 動脈硬化
- 蓄膿症
などに効果が期待できるとされます。
ただし、薬ではなく健康茶ですので過度の期待はしないようにして下さい。
どくだみ茶の制作動画
どくだみ茶には市販品もありますが、ご自分でも作ることができます。
こちらの動画には、どくだみ茶の作り方から、飲み方まで詳しく解説してあり大変参考になります。どくだみ茶の作り方の細かいところは人それぞれですので微妙な違いがあるかもしれませんがそれほど気にする必要も無いでしょう。
どくだみを煎じて飲む
以下は煎じ方の一例です。
■材料(1日分)/乾燥どくだみ15g、水600ml前後
- 乾燥したどくだみをハサミなどで適当な大きさに切って、布袋などに詰めます。
- 価格した乾燥どくだみ15gを土瓶などに入れて、水を600ml入れて火にかけます。
- 沸騰したら、とろ火で煮詰めて、水が半分程度になったら火を止めて、できあがりです。
1日にこれを2、3回に分けて、食間に飲むようにします。
■ 煎じる場合の注意点
- 鉄製のやかんや鍋は、タンニンなどの有効成分が鉄分と反応して変質してしまうので使用不可です。
- 沸騰させてしまうと熱で破壊されてしまう薬用成分もあるので、60℃のとろ火で30~60分かけてゆっくり煎じてください。
- そのまま放置すると抽出した成分がまた薬草に吸収されてしまうので、熱いうちに茶こしなどで濾して冷蔵庫で保存してください。
- どくだみは一度煮出してしまったら、保存がきかないので、必要量だけをその都度つくるようにしましょう。
どくだみ茶飲用時の注意点
- 体が冷えたときや体質に合わない人は飲まないこと。
- カリウムが高濃度含まれていますので、腎機能の低下する高齢者、腎機能の低下している患者、カリウム保持性利尿剤、副作用として高カリウム血症を惹起する薬剤等を服用している患者は高カリウム血症を惹起する可能性があります。
- どくだみによる膿疱性乾癬型接触皮膚炎、中毒疹、苔癬型薬疹、重症型肝障害、急性出血性胃炎、光線接触皮膚炎、光線過敏症の症例報告があります。