増えすぎたどくだみを駆除する方法、とりあえず除草剤は使わない

増えすぎたどくだみを駆除する方法

どうしてどくだみは完全駆除しにくいのか?

ドクダミは、生命力と繁殖力が非常に強い植物として知られています。厄介なことに、一般的な除草剤を用いたとしても、根本から駆除するのは容易ではありません。その理由は、地下茎と呼ばれる太い根茎が地中深くまで張り巡らされているためです。

この地下茎が、ドクダミ駆除を困難にする要因となります。除草剤を使用したとしても根元まで十分に浸透せず、効果が限定的になってしまうのです。さらに、ドクダミは根が傷ついても再生能力が非常に高く「負けてたまるか!」と言うがごとくむしろ成長が促進される場合さえあります。

そこで、ドクダミを効果的に駆除するためには、草刈りと除草剤の併用がおすすめです。草刈りによって地上部を刈り取り、弱らせることで、除草剤の効果を高めることができます。

本記事では除草剤を使わないでどくだみを駆除する方法を解説しています。 完全に駆除できるところまではなかなか到達できませんが「薬を使うのがどうも気が進まない…」といった場合の方法として参考にして下さい。

除草剤を使わずにドクダミを増えすぎないようにする方法

除草剤を使わずにドクダミを増えすぎないようにするには、以下の方法があります。

1. 手作業で抜き取る

最も基本的な方法です。しかし、ドクダミは地下茎で繁殖するため、根っこまでしっかりと取り除かないと、また生えてきてしまいます。 簡単にできる草むしりですが、狭い範囲でしかやる気になれませんよね。それに生のどくだみには強烈な臭いがありますので、手で抜き取ることに抵抗感を感じる方は多いのでは…。

ポイント
  • 草取りしやすいように、土を柔らかくしてから抜きましょう。
  • スコップを使って、根茎をできるだけ深く掘り起こしましょう。
  • 残った根茎から再び生えてくるのを防ぐために、定期的に草取りを行いましょう。

2. 熱湯をかける

熱湯をかけることで、ドクダミの地上部分を枯らすことができます。ただし、根茎には効果がないので、完全に駆除するには不十分です。狭い範囲のどくだみをとりあえず取り除きたいといった場合には熱湯での除草がおすすめです。

ポイント
  • 熱湯をかけるのは、ドクダミが成長している5~6月頃が効果的です。
  • 熱湯を使用することから、やけどをする恐れがあるので注意が必要です。
  • 熱湯で枯れたドクダミは、取り除いて堆肥にしましょう。

3. 重曹をかける

重曹は、弱アルカリ性の性質を持つため、ドクダミの成長を抑制することができます。一度作業すれば繰り返さずとも済むので楽に除草できるというメリットもあります。

ポイント
  • 重曹を、ドクダミの葉や茎に直接かけましょう。
  • 重曹は、水で溶かしてから使うこともできます。
  • 重曹は、土壌のpHを変化させる可能性があるため、多量に使用するのは避けましょう。

4. 塩をかける

塩は、浸透圧作用によって、ドクダミの細胞から水分を奪い、枯らすことができます。

ポイント
  • 塩を、ドクダミの根元にかけましょう。
  • 塩は、土壌を塩化させてしまう可能性があるため、多量に使用するのは避けましょう。

5. 酢をかける

酢も、ドクダミの成長を抑制する効果があります。

ポイント
  • 酢を、ドクダミの葉や茎に直接かけましょう。
  • 酢は、水で薄めてから使うこともできます。
  • 酢は、土壌のpHを変化させる可能性があるため、多量に使用するのは避けましょう。

6. 防草シートを使う

ドクダミは日光を好む植物なので、日光を遮断することで、成長を抑制することができます。
防草シートは薄手の弱いものだとどくだみがつきやぶって生えてきてしまうことも考えられるため、厚手の丈夫なものを使用しましょう。

どくだみ駆除後の予防策にも有効

防草シートは他の方法でどくだみを駆除した後にどくだみが再び生えてこないようにするための予防策にも非常に有効な方法です。どくだみを駆除したあとにかぶせておくだけで薬品を使わないので、子どもや動物にも安心して使用できる方法です。

ポイント
  • 防草シートは、ドクダミが生えている場所に敷きましょう。
  • 防草シートの下に雑草が生えていないことを確認しましょう。
  • 防草シートは、定期的に点検し、破損があれば交換しましょう。

7. 草木マルチングをする

草木マルチングとは、草や木くずなどを地面に敷き詰めることです。草木マルチングをすることで、土壌の水分を保持し、雑草の成長を抑制することができます。

ポイント
  • 草木マルチングには、ウッドチップ、バークチップ、落ち葉などを使用することができます。
  • 草木マルチングの厚さは、5~10cm程度が目安です。
  • 草木マルチングは、定期的に補充する必要があります。

8. ドクダミを有効活用する

ドクダミは、薬草として利用することができます。また、食用にすることもできます。

ポイント
  • ドクダミを採取する際は、きれいな場所のものを選びましょう。
  • ドクダミを薬草として利用する際は、専門書籍などで使用方法を確認しましょう。
  • ドクダミを食用にする際は、よく洗ってから調理しましょう。

これらの方法を組み合わせて、自分に合った方法でドクダミを駆除しましょう。

ドクダミを増やさないための対策

ドクダミは、日陰や湿った場所を好む植物です。そのため、庭木の下や、水はけの悪い場所には、ドクダミが生えやすいです。

ドクダミを増やさないためには、以下の点に注意しましょう。

  • 庭木の下は、こまめに剪定して日当たりを良くしましょう。
  • 水はけの悪い場所は、改良しましょう。
  • ドクダミの種が飛ばないように、花が咲いたら摘み取りましょう。

まとめ

ドクダミは、生命力の強い植物で利用価値も高いのですが、あまりに増えすぎてしまうと困ってしまいますよね。
しぶといどくだみでも根気よく対策を続ければ、駆除することができます。除草剤を使わずにドクダミを駆除したい場合は、上記の方法を参考にしてみてください。

参考サイト

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