どくだみは強烈な臭いと、抜いても抜いても生えてくる生育旺盛な、時には厄介者扱いされる植物。でも、その厄介な植物が、私達の健康にたくさんの効能や効果を与えてくれるとしたら、とても魅力的な植物だと思いませんか。
たくさんの効能や効果が期待できる植物「どくだみ」の効果・効能をご紹介します。
どくだみはお茶として飲んだり化粧水として使用することによってどくだみの多様な効果を実感することができます。
どくだみの効能・効果
ドクダミは古来より民間薬として広く使用されてきました。様々な効能・効果を持つドクダミは別名「十薬」とも呼ばれています。十の薬効がある、すなわち数え切れないほどの利用方法がある薬草ですよということなのでしょう。
ドクダミはドクダミ茶やドクダミ酒として飲んだり、ドクダミ化粧品やドクダミ軟膏として皮膚に塗布することなどで、ドクダミの様々な効果を感じることができます。
ドクダミを塗り薬として使う
ドクダミは強烈なにおいのする葉や茎をすり潰して得た液を塗ると、次のような症状に優れた効果があるとされています。
- 切り傷
- オデキ
- ニキビ
- 蓄膿症
- 水虫
- 皮膚病
ドクダミを飲料として飲む・ドクダミ青汁
また、ドクダミを絞った青汁(匂いそうですね)や、ドクダミ茶を飲用することで、次のような効果があるとされています。
- 便秘症
- 風邪
- 蓄膿症
- 耳鳴り
- 胸の痛み
- のぼせ
- 胃酸過多
- 高血圧
- 動脈硬化
- 冷え性
また、皮膚病にも優れた効果をあらわすところから、病気の治療だけでなく美容目的でどくだみを使用したりすることもあるようです。
スポンサーリンクドクダミの薬効は多種多様
以上からもわかるとおり、どくだみは薬効が高いだけでなく、とても多様な症状を改善する効能を持つのが特徴なのです。
どくだみにはさまざまな薬効成分が含まれていますが、どくだみから得られる薬効はそれらの成分が複雑に絡み合って、高い効果を発揮していると考えられています。
科学分析技術の発達により、どくだみに含まれる主な薬効成分が明らかになってきましたが、それだけではどくだみの効能のすべては説明できないようで、信じられないほどの多彩で万能な効能をもっているといえます。
現在でも、どくだみの成分には解明されていない未知の部分が多く、どくだみにはまだまだ優れた薬効成分が眠っている可能性が高いと言えます。 さらに、どくだみは優れた薬効を発揮するにもかかわらず副作用がほとんどなく、継続することで体質を改善できることが知られています。
スポンサーリンクどくだみの主な効能・効果
便秘改善効果
ドクダミをお茶として引用すると、それに含まれる食物繊維や、腸の動きを改善するマグネシウムやカリウムなどのミネラルが豊富に含まれています。
これら成分が体の中の老廃物の排出を促す解毒の働きを促進してくれます。また、腸の動きを改善することで、便秘の改善にも役立ち、新陳代謝を促進させまるという効能を有しています。
血圧調整、毛細血管を強化する効果
ドクダミに含まれる成分であるクエルチトリンやイソクエルチトリンには血管の透過性を改善する効能があり、毛細血管を丈夫にして血行をよくする効果があります。
結果として血のめぐりがよくなり、どくだみに含まれるカリウム塩と共同して血圧の調整をする効能もあります。
消炎効果
胃壁のただれや傷をなおす、消炎作用を有し、ストレスやバランスの悪い食習慣などで弱ってしまった胃腸を改善する効能を持っています。