どくだみの花

どくだみの成分

日本の代表的な薬草であるどくだみは、多様な有効成分が発見されてきて、改めてその効果が科学的に証明されてきています。どくだみに含まれる主な有効成分はクエルシトリンとデカノイルアセトアルデヒドの2つで、その他の成分も重要な働きをしていると考えられています。

スポンサードリンク

クエルシトリン(イソクエルシトリン)

植物界に広く分布する黄色色素であるフラボノールの一種クエルセチンの配糖体です。

クエルセチンの3位にラムノースが結合したものがクエルシトリン、ラムノースの替わりにグルコースが結合したものがイソクエルシトリンになります。

その他にソバから見つかっているビタミンP様作用物質ルチンも構造的に類似しており、これはクエルセチンの3位にグルコースとラムノースが結合したものです。

いずれもビタミンP様の作用があることが知られていて、十薬の主要有効成分の1つとなっています。

■ 効能:利尿・緩下作用・血圧調整、毛細血管の強化作用・消炎作用

デカノイルアセトアルデヒド

どくだみに 0.005%含まれている精油成分の1つで、どくだみの代表的な効能である殺菌作用のもととなる物質です。

生のどくだみに含まれていて生臭い特異臭のもととる成分でもあります。乾燥どくだみ(十薬)は、乾燥の過程でこの成分は飛んでしまうのでこの物質を含まず、特異臭もしません。

いずれもビタミンP様の作用があることが知られていて、十薬の主要有効成分の1つとなっています。

■ 効能:殺菌作用・消炎作用

スポンサードリンク

クロロフィル(葉緑素)

植物細胞の葉緑体(クロロプラスト)に含まれている緑色色素で、太陽から降り注ぐ光のエネルギーを基に栄養素を作り出す生命力の源となる最も重要な色素です。

クロロフィルは肉芽組織の再生を促す作用があることが知られていて、どくだみの青汁で傷の治りが速いのは、

  • どくだみの殺菌成分で傷口を浄化すること
  • クロロフィルが傷口の再生を促す

という2つの作用が相乗的に働く結果であると言われています。

デカノイルアセトアルデヒドと同様に乾燥したどくだみ(十薬)ではその効能は作用しません。

■ 効能:組織の再生促進

シス、トランス-N-(4-ヒドロキシスチリル)ベンザミド

血小板凝集抑制作用を示すことがわかってきています。他の有効成分と相乗的に働いて、血行を良くして、新陳代謝を促します。

どくだみは繁殖力が強く、ちぎれた地下茎があればそこから再び繁殖していくといったたくましさにちなんで「野生」とされたようです。

■ 効能:組織の再生促進

カリウム

電解質バランスを調節する人間の体に必要なミネラルの1つです。

肉中心の偏った食習慣でカリウムが不足すると多くの病気の原因となります。血圧を調節し、血流を正常にするのに役立ちます。

ハーブの中でもどくだみに特に多く含まれています。どくだみに含まれる他の多種類の成分と相乗作用を示し、新陳代謝を促します。

■ 効能:代謝促進・血行促進等

スポンサードリンク

ページトップに戻る